やりたいことが見つからない時に考えたいこと
目標を持って行動してみると、不思議と体が動く。辛くてやめたくなった時も、目標を達成するまではと歯を食いしばって頑張れる。
なぜならその目標に向かって頑張っている時間が楽しくて、頑張っている自分が好きだから。
常に目標を持って行動をする人は、かっこよく見えますよね。
目標やしたいことが特に無い人の一部は、したい事を見つけに動き回ります。
色んな事に興味が出てきて、試しに経験をしますが、「なんか、ちげえな」「自分はもっと他の分野に才能があるんだ!こんなところにいては自分の才能が腐ってしまう」とすぐに興が冷め、また新たに違うことをしてみます。
青い鳥症候群と言います。
こんな物語がありますよ。
兄妹のチルチルとミチルが幸せの象徴である「青い鳥」を探す旅に出ます。色んな国に出向き、青い鳥の情報を聞き、やっとのおもいで捕まえたと思いきや、色が変わったり死んでしまったりしてしまいます。
しょんぼりして家に帰ると、なんと自分たちの飼っていた鳥がその青い鳥だったのです。
幸せは身近にあるものだというメッセージが込められているこの物語。
戦後から裕福になってきたこの日本では、生活レベルも上がっていき、国民の幸せの感覚がどんどん麻痺を起こしてしまい、より高い望みを求めるようになった若者に対して、「青い鳥症候群」というレッテルが貼られました。別に病気ではないです。
幸せを求めなくても、もともとあなたは幸せなんだよと伝えたいのですね。
ですが本当に今の日本は幸せなのでしょうか。
今まで安泰だと思われた、いい大学からの就職。
そして年金と貯金と退職金で暮らす老後。
この流れは到底、これからの日本では通用しなくなると言われています。
大手の企業であっても退職金なんてもらえるとは限りませんよね。大手の企業こそ、今問題が多々発覚していて、多くの足切りを余儀なくされています。(私は建築系の専門学校にいたのですが、建築業界の闇と不正の多さに恐れを抱き、早々に足を洗いました。なぜなら責任をとらされて職を失うのは力の弱い下っ端の社員なのですから。)
年金ももらうことができそうにないです。年金は年寄りに子供達がお金を払うシステムになっているので、子供が少なくなってくるこれからの日本ではすぐに廃止されてもおかしくない制度ですね。
自分たちを守るのは貯金ぐらいです。
ですが、今の日本の給料体制で溜まる貯金なんてたかが知れています。
あなたが想像するような豊かな老後は、1億円の貯蓄がないと実現しないのです。
一億円を定年までに貯めよう!と思えるガッツのある人以外は無理ですよね。
自分だけの心配をしていてはいけません。誰があなたの親の介護をするのですか。当然親の介護にはお金が必要です。実は一億の貯蓄だけでは足りないのです。
大学から就職、定年の流れが安泰だったのは、私たちの親かその親の世代までです。
ですが、国民の大半は未だにこの事に気がついていないのです。
まだなんとかなる。まだ日本は裕福な時代だ。誰かが勝手に上手いことまた持ち直してくれるよ。だから心配はない。というか興味もない。
こんな風に今日本国民の脳内は、日本が豊かだった時代から時が止まっているのです。
こんな日本の異変に気付き、「なんかしないとダメだ!」と思い立ち、なんとか行動を起こしている人たちが出始めています。
青い鳥症候群だとか「どうせお前は何やっても続かない。根性がない」と言ってくるかもしれません。はたから見ればそう思われてもしょうがないでしょう。
ですが彼らは青い鳥を捕まえようとチャレンジをしているのです。
よくわからないけど、この日本の麻痺した国民意識から抜け出そうと、必死に挑戦しているのです。
この日本の現状を維持している人たちと現状を変えようともがく人。
激変する世の中に入り浸る人、激変する世の中をモノにしようとする人。
もし日本が終わってしまった時、生き残れるのは果たしてどちらでしょうか?